台北は、台湾の中心都市である。沖縄より南に位置するが、南国というイメージよりも、日本の都市とよく似た経済都市である。市街地では、大量の中国語の看板があり、香港に近い雰囲気がある。温帯から亜熱帯に属する台北は、台風など気候が厳しいのか、木造の建物は少なくコンクリートの建物が大部分で、建物の壁は傷んで黒ずんでいることが多い。よって、集合住宅もオフィスビルも、台北市中心部のビルを除いて、建物がきれいとはいえない。中国語圏で華人の文化が基調であるが、日本文化の影響もある。日本の音楽、テレビドラマ、ファッション雑誌は、若者に浸透している。CD、DVDショップには日本の曲、ドラマソフトが並び、書店に行けば日本のファッション雑誌の中国語版が平積みされている。
台北の交通機関は、モノレールとバスである。モノレールでたいていの所へ行ける。台北の特徴は、バイクが多いことである。バイクは車道を走るが、歩道と車道が分かれていない道では、歩行者をぬうようにバイクが走る。市場の人ごみの中でも、人を押しのけるようにバイクが走る。車道で赤信号となると、信号待ちのバイクが並び、あっという間に大量の車列ができる。日本では道端に留めた自転車で自転車公害が騒がれるが、こちらでは大量に留められるバイクによるバイク公害が問題となろう。
中心部の大型の商業施設は、日本と同様に設備が整っていてきれいだ。接客サービスも日本同様に良い。一方、昔ながらの商店街も、趣きがあって良い。店舗は古くても、中国語の看板は派手でにぎやかだ。地域の雰囲気もにぎやかになる。密集した住宅地にある市場は、たくさんの買い物客、店員の威勢のよい声、白熱電球だけが光のアクセントとなる飾り気のない店舗、無造作に山盛りされた商品などが、庶民の生活感を感じさせる。日本同様、コンビニが多くある。他の国と比べれば、店内の様子も日本と近い。ただしここでは、レジ袋がほしいと言わないと、袋なしで品物だけ渡されるので注意したい。
夜にナイトマーケットを開く地域も多い。台北は夜も寒くなく、夜間屋外で活動しやすい。夜だけ道路の真ん中にずらりと夜店が並ぶ。白熱電球の光がお店や商品を照らし、雰囲気を醸し出す。食料品や調理済みの品、衣類や生活用品が、山積みで所狭しと並ぶ。台北の公園では、上海と同様、太極拳をやっている人がよくいる。
台北市内はモノレールが整備されている。モノレールの駅から見た大通りの風景。
モノレールから見た市内の住宅地の様子。集合住宅は古いものが多い。
街角にて。日本以上に看板が派手だ。
市内の公園にて。赤色を基調とした中国建築が印象的。
台湾は亜熱帯地域。亜熱帯植物が南国を感じさせる。
街中の様子。日系のコンビニをよく見かけた。
道路の端にはバイクがずらりと並ぶ。
国立歴史博物館の建物
国立歴史博物館にて。
街角の様子。日本とは異なり、建物の1階部分に歩道がある。
中心部にある故宮博物院
故宮博物院の中にある建物
故宮博物院の中にある建物
故宮博物院の中の広場
台北市庁舎。壁のデザインが凝っている。ライトアップされて綺麗だ。
住宅地にある商店街。庶民的な感じがある。看板は派手。
住宅地にある商店街。市民の生活の足はバイクだ。道端はどこもバイクだらけ。
台北郊外のお店
住宅地の市場の出入口。買い物もみなバイクだ。
市の中心部にある繁華街。若者が多い。日本企業の看板が目につく。
日本の繁華街と雰囲気が近い。
都市化が進んだ今も残る昔ながらの街並み。
都市化が進んだ今も残る昔ながらの街並み。
台北市の全景
台北市のビル街
モノレールの駅から見た台北市郊外の様子。
ライトアップされたデパート。ネオンが日本より派手だ。
夜の繁華街。ネオンでにぎやか。