新潟下越地方の海岸線を走った。海岸線の入江となっているところに小さな漁港と漁業の町が広がる。少し外れると海水浴場がある。海岸線から内陸部に向かっては急斜面となっており、少し内陸を走る幹線道路からは、下方向にあり、細い道を下っていけば、街に出る。町は少しばかりの商店と昔ながらの古い民家が並んでいる。季節は夏だったので、風通しのためか玄関の引き戸がみな開けられており、開放的だ。
長岡の周辺は、広大な平野となっており、田んぼが見渡す限りずっと続いている。大田園地帯だ。ところどころに終結した民家がある。民家は昔ながらで屋根は瓦屋根、そして少し広い。田んぼの中にときどき立つ木々がアクセントとなり、ゆったり落ち着ける空間だ。
鶴岡から羽越本線を南下し坂町で降りた。坂町駅前は、こじんまりとした感じで昔ながらの造りの民家も多かった。南方を見上げると、白くしっかり雪化粧した雄大な山脈が見えた。日本海側にいることを感じた。ここから米坂線に乗り小国経由で米沢に向かった。当時は真冬の時期で、ここは豪雪地帯。車窓からは真っ白な銀世界を堪能できた。
直江津の駅は日本海側への玄関口だ。日本海に向けて本州を北上すると、終点直江津駅となる。日本海は太平洋とは少し違う。色が少し濃い。海岸線もまだ開発されていない地域が多く、アクセスも容易で、幹線から日本海が眺めるところが多い。日本海に沿った幹線道路沿いに見る糸魚川市の民家は昔ながらの古い家で、狭い間隔でびっしり並んでいる。海沿いなので、漁業関係者が多く住んでいるようだ。ここは日本海の風を直接受けるからか、家の壁はしろっぽく、板を組み合わせた感じで特徴がある。漁業から発展してきた町であるが、現在は工業化しつつある。
越後湯沢は、スキー場のメッカである新潟県の玄関口だ。東京から新幹線で来ると、越後湯沢の前で雪国に切り替わる。駅に降り立つと、まず感じるのは気温の低さだ。雪国にやってきたことが分かる。駅を出ると、雪山を背景に沢山の観光ホテルが駅を取り囲み建っている。
コシヒカリで有名である。ローカル線で奥只見に向かう途中、通過した。豪雪地帯であったが、雪かきされていて、家の周りや道路はきれいに除雪されていた。1日に数本もないローカル線の電車に向かって親子がこちらを見つめていた。長い時間をかけて到着した只見は、雪山に囲まれた場所で都会から隔絶された地にたどり着いたような感じがした。雪がしんしんと降っていた。静かだった。電車はその後、険しい雪山をぬうように走り福島県に入った。
富山に近づくにつれ、内陸側は険しい斜面となり、道路は海と陸地の急斜面の狭いところを縫うように走っている。トンネルも多くなる。南方の内陸のほうを見上げれば、遠くに高い山がそびえ立っている。頂上付近は雪化粧しており、3000m級の中央アルプスのようだ。ここが日本海側であることを再認識した。
本州の山岳地帯を通り抜ける道筋で、糸魚川沿いのみ道路が作れるようなやまに囲まれた地形の中、ぬうように道ができている。トンネル、道幅、環境どれも険しさがある中、走り切り、日本海側に出た。糸魚川は、深い緑の色をしていて、急激な水の流れで白色だった。
南側は高い山脈がそびえている。民家は昔ながらで、典型的な地方の町だ。富山からは、右に湾曲した道を走る。能登半島に入ると、湾曲面にそって昔ながらの民家が並んでいる。この辺は漁業の町だ。内陸部は低い山と小高い丘となっており、ことらでは農業が盛んである。

魚津港。町の名前に魚が付くだけあって、漁業の町だ。

ここから南方を見れば、雄大な中央アルプスの眺めを楽しめる。季節は5月であったが、3000m級の山々は雪化粧していた。

日本海に沿って走る幹線道路。この道を通って西の富山市に向かう。

途中で立ち寄った漁港。沢山の漁船。富山は漁業が盛んだ。

蜃気楼が出るとして有名な場所。中高年を中心とした写真愛好家と思われる沢山の人々が、三脚の付いたカメラを海に向けていた。自分も海に向け写真をパチリ。
富山湾を北上し、能登半島に入った。海岸線の道を走ったので、富山湾の湾曲した形状通りに道が続く。運転席の前方には湾曲した美しい海岸線、そのそばに立つ昔風でちょっと趣のある民家、緑が茂った岸壁と山々の背景、この3つが重なりとてもいい雰囲気だ。
七尾は能登半島の中心的町で、観光地でもある。湖のような海が目の前に広がり、湖畔の街という感じだ。海岸線は長く複雑に入り組んでいる。

和倉温泉の海辺から海を見る。海は青かった。

ほぼ同じ場所から東方向を見る。遠くに対岸の島が見える。波は静かだった。

ここは観光地で、温泉ホテルが立ち並ぶ。
能登半島は平野部が少なく、海岸線から少し内陸に入ると山間部となる。ここに入ると、すぐそばに海岸線があることをまったく感じさせない。緑が生い茂った山の中、地面には上下の適度な起伏があり、自然が美しい地域だ。
金沢は歴史を感じさせる落ち着きのある街だ。お城のお堀や加賀屋敷、兼六園などは、心がそっと落ち着く空間だ。兼六園は池と松の木のマッチングが見事で芸術作品のようだ。
小松の駅前には、小松製作所の工場が構えている。駅前に工場があるのは、釜石とここぐらいに思う。となると、ここは企業城下町といえる。釜石が鉄の町なら、ここは機械の町だ。
小松から手取渓谷経由で白川郷を目指す。しかし、白川直前の所で通行止めに。小松に引き返し、金沢から南下するルートで再び白川に向かった。

小松から手取渓谷へ向かう途中での1枚。道を進むにつれ、山がどんどん大きくなっていった。

高い所からの1枚。一面が緑だ。川が近くに見える。

川沿いを走る。しかし、その後通行止めになり引き返す。
白川には世界遺産の白川郷がある。富山からは山を駆け上がり、県境の山脈を越えながら岐阜に入る。途中、何度も富山→岐阜→富山と繰り返す。県境の川に沿って道が続いており、川の右側に道があるか左側に道があるかで富山県内となったり岐阜県内となったりするのである。川を横切る時が県越えとなる。道が下り坂となるとやがて合掌造りの家が現れ始める。白川中心部にくると、たくさんの観光客と混じって合掌造りの家がたくさん出現する。

五筒山合掌の里。合掌造りの家が数軒散らばって立っている。

合掌造りは大きな三角形の屋根に特徴がある。高い所から見下ろせば、屋根が一層印象的に見える。

白川に向かう道にて。山と川の取り合わせが自然を感じる。

白川に入った。遠くには雪化粧した3000m級の山が見える。

白川郷内。合掌造りの家など伝統的な造りの家が密集して立ち並んでいる。ゴールデンウィークだったので、観光客でいっぱいだった。

りっぱな屋根を持った合掌造りの家を前方に見る。悠然とした構えだ。

山がすぐ近くまで迫っている。山を背景にすると家々は一層引き立つ。
高い山に囲まれた盆地の町で、古い街並みが残っている。中心街の通りは両側に昔風の家が連なっており、観光客向けの土産物屋となっている。

道の途中で立ち寄った民俗館。屋根が大きい。

民俗館は山の中にあり、ほっと一息つける場所だ。

高山周辺にて。道路から川を見る。高山にはダムが多くある。

高山から平湯に向かう道にて。岐阜と長野の県境となる高い山脈が見える。
高山から東に走ると、頂上を雪で覆われたさらに高い山が現れる。乗鞍や穂高への道が繋がっており、走るほどさらに高いところとなる。やがて穂高への玄関口となる温泉地が現れる。ここが平湯だ。平湯からさらに東に進むには、高速トンネルをくぐらなければならない。そこを超えると長野県入りし、後は下り坂でやがて松本へ出る。
山に囲まれ、川沿いにある温泉地だ。平地ではなく起伏があり、温泉ホテルもゆるやかな斜面上に立っている。大きな川沿いの道が下呂からの交通ルートとなっている。
中津川は、高い山々に囲まれた景色の良い自然が豊かな町だ。遠くにアルプスの山脈が、近くに小高い山々が、さらに近くには大きな川が流れている。民家は、山の風景に溶け込むように建っており、自然とともに暮らしがある。名古屋からこの地に来れば、中部山脈の玄関口にたどり着いたことになる。
名古屋からは幹線道路で春日井、瑞浪、中津川と続く。春日井はなだらかな丘が続く地形で、名古屋のベットタウンなのか集合住宅が連なっている。瑞浪に入れば遠くに見えていた中部山脈が近くなり、山間部の雰囲気が出てくる。中津川に着くと山の中だ。
名古屋市内の道は広い。幹線道路は片側3車線、一般道路でも片側2車線が普通だ。道が広いため、交差点は広く大きくなる。市の西側は平地だが、東側は少し丘の起伏がある。東側は、住宅地で集合住宅も多い。名古屋港に近くなると、町工場が多くなる。名古屋は自動車関連産業が盛んで機械金属系の工場が多い。
鳴海、知立、岡崎と経由する。幹線道路が走る地域は、自動車産業を中心とする工業地帯で、道路も周りも大規模な工場が立ち並ぶ。走っている車も大型トラックが多い。道路沿いには、大きな駐車場を備えた商業施設が建っている。車で来店するお客を想定しているようだ。
豊橋を過ぎると、小高い山の山間部に入る。自然が豊かで起伏のある大地が続くこの辺は、いい雰囲気だ。県境は民家も少なく、峠越えとなる。
海、川、湖が結びつき境目のない水辺の町だ。観光地であり観光ホテルが多い。川岸にはたくさんの小型漁船が停泊している。

浜名湖周辺の海岸にて。海がどこまでも続く。水平線が少し丸いのがわかる。

浜名湖の駐車場にて。写真の右端に、海岸線から更に海側に造られたように錯覚するほど海に沿って走っている幹線道路、海の中に立っているように立つ鳥居が、浜名湖名物だ。

浜名湖の町は、町中まで海の延長とも川の分流ともつかないような水辺がたくさんあり、たいてい小型船が停泊している。
浜松市の郊外には、見渡しの良い平地に大型の工場が建っていた。浜松から静岡までは、幹線道路を走れば、内陸部を山間部をずっと走ることになる。太平洋側の町からは離れているので、ずっと同じ山の風景が続く。

静岡の海岸は、海岸沿いを走る幹線道路の海側に松林が茂り、その先に土肌がゴツゴツした陸地、さらにその先に大きな太平洋の海がある。

砂浜の大きな看板に書かれた津波注意の文字が、この地が近い将来大きな地震が予想される場所であることを再認識させた。
御前崎の灯台に行った。ここは岬の断崖絶壁の上にある。ここからの太平洋の眺めは絶景だ。ここは少し海に出っ張った部分で、太平洋が180度以上の視野で見渡せる。下を見下ろせば、人も海岸線も小さく見え、遠くを見ればはるか先まで見渡せる感じがする。日没の太陽はとてもきれいだった。

御前崎灯台の前は絶壁のような急斜面となっており、高い位置から見る海は水平方向も垂直方向も大空間が広がる。

御前崎は、海岸線が少しでっぱっており、海岸線が180度以上開いている。

高い場所から見下ろす海は、海の表面の色と透けて見える水の中の色が混じり合って、独特の色合いを見せる。

西方向を見る。時間は夕暮れ時で、沈む夕日の光が水面を光らせる。

水平線のかなたに沈もうとする太陽。

水面に沈みかけた太陽。

水平線の中にどんどん沈んでいく。

更に沈む太陽。空の色が徐々に暗くなっていく。

もう少しで日没となる瞬間。あたりは暗くなった。

御前崎の灯台。海にせり出した高台の上にある。夕暮れの光で灯台のシルエットが浮かび上がり、きれいだ。

灯台自体は高くはないが立地が高いので、この灯台から遥か遠く180度以上のパノラマが得られる。
幹線道路は内陸側にあり、高架道路となっている。幹線道路を降りて海側に行くと、海岸には松の木があり、太平洋が隙間から覗く。東を見れば、間近に富士山が見える。旧清水市に入ると、幹線道路の南側は工業地帯となる。

静岡と言えば、やっぱりお茶。急斜面の山肌にもしっかりとお茶畑があった。このようなお茶畑が、静岡市から浜松にかけていっぱいある。

静岡市近郊の海岸線から見た富士山。この辺は海側には松林の海岸線が続き、陸側には雄大な富士山が間近に見える。雪化粧した部分と雲が一体化し、浮き上がっているように見える。

静岡の海岸から太平洋を見る。太平洋はとにかく大きい。
富士市は富士山のふもとの町である。近くに高い建物がないので、幹線道路から、富士山に向かって遠くまで視界が開ける。特徴は製紙工場が多く、背の高い紅白の煙突が沢山立っている。煙突からは、白い煙が大量に大気中に出ており、景色をさえぎるほどだ。山の風景がありながらもまさに工場地帯だ。
富士はその名の通り富士山のふもとの町だ。ここに来ると富士山が大きく見える。富士には、高い煙突を備えた工場が多い。たくさんの煙突からは大量の白い煙が立ち上っている。幹線道路から見える風景では、民家は少なく工場の煙突以外に高い建物はなく、煙突と白い煙だけが目立っている。沼津は交通の要所だ。富士山側から来る道と太平洋側から来る道が交り合う。三島は、富士山のふもとの町だ。東京側から箱根を超えると下った先が三島だ。

富士市近郊から富士山を仰ぐ。山の手前には、なだらかな斜面の富士裾野が広がる。
西伊豆では、伊豆半島海岸線沿いに漁港と漁業の町が立地する。海岸線を走れば入江のところに漁港があり、内陸側に走る道路からは見下ろす位置にある。下田では、大きな漁港があり、観光と漁業の町となっている。東伊豆は、複雑に入り組んだ海岸線を走れば岬巡りの旅となる。伊東は温泉の町だ。温泉ホテルが立ち、海岸は海水浴場になっている。熱川から熱海までは、たくさんのトンネルを抜けて走るが、だいたい陸側が温泉、海側が海水浴場となっている。

西伊豆の漁港にて。伊豆半島は海岸線が入り組んで複雑な形状をしている。

同じく西伊豆の漁港風景。波は静かだった。

岬の高台から見下ろした海岸線。隆起した大地は急斜面を形成している。

高台から海方向を見下ろす。海の手前の水面は池?

伊豆半島の内陸側。火山の多い伊豆半島は隆起した複雑な形状となっている。

岬から海を眺める。青い太平洋の海は雄大だ。

岬と岬の間に入り江ができて、そこに漁港ができる。

漁港の町。山に囲まれた入り江にある。

恋人岬にて。モニュメントが面白い。その隣にある「恋人岬」の駅名表示も。

逆光で海が光る海岸風景。出っ張った岩に茂る木のシルエットも印象的だ。

伊豆半島の内陸側。少し内陸に入るだけで山の田園風景となる。

南伊豆の漁港の風景。

下田の魚市場。このそばの「道の駅」でちょっと休憩。

東伊豆の海岸風景。伊豆半島の東側には海水浴場が多い。

青い海と白い砂浜がとても良くマッチしている。

砂浜から太平洋の海を見る。

オフシーズンだったので、砂浜は足跡がほとんどない。砂の表面には、細かい波の模様が付いている。手前から遠くに続く足跡がアクセントに。

東伊豆の海岸線。東伊豆の海岸には、ゴツゴツした岩が海から突き出ている。

東伊豆の風景。海沿いの幹線道路はアップダウンが多く、高い所では海を見下ろす光景が楽しめる。まさに岬巡り。
熱海は内陸に向かうにつれ急斜面となる地形の中、海沿いを中心に観光ホテルが連なる町だ。市内の道は狭く坂道が多い。海沿いのホテルは大型で、その前には海水浴場が広がっている。
長野は本州の真ん中に位置し、高い山が連なる県であるが、都市部は山脈と山脈に囲まれた盆地に広がっている。長野市も東西を高い山脈にはさまれて位置している。山の頂上付近は夏でも雪が残っており山の高さを象徴していて、眺めは絶景だ。長野駅前は、スキーで旅行で何度も訪れた場所であるが、昔は手作りそばのお店があった。長野電鉄で郊外に出ると、夏は緑の田園風景が冬は辺り一面の銀世界が広がる。

小淵沢から北方向を望む。3000m級の山々はしっかり雪化粧している。
松本駅に来ると、山はもう間近である。そこから傾斜のある山道を登ればビーナスラインとなる。ビーナスラインでは、標高の高いところをカーブしながら走っていく。運転席からの外の眺めも良い。
大町から北に向かうと白馬を通る。高い山の斜面には雪が残り、またゲレンデとなっている斜面も多く、スキーのメッカを感じさせる。
長野と日本海側の途中に妙高高原がある。車で走ると山のロッジ風の建物がたくさんあり、高原の雰囲気だ。ここを超えると日本海側だ。
野辺山を抜けると、山が険しくなり、道がその間を通り抜けていく。やがて両側を山脈に囲まれた形で、平地を走る幹線道路となる。
軽井沢は自然があり、また都会的な雰囲気も持つ観光地だ。高い木々が茂った林の中に、大きく高級そうな別荘が立っている。うっそうと茂った木々で、別荘自体が隠れてあまり見えないところもある。木々を突き抜ける道は細く、舗装されていないところも多い。表通りに出れば、観光客目当てのおしゃれなお店が立ち並んでいる。自転車でサイクリングするのに良い町だ。
山梨側から入ると、急な登り道を抜けたところに県境があり、この辺が清里だ。清里は、観光地で、宿泊施設や観光客を対象としたお店が多い。木々が豊かに茂っている。JR駅の最高地点もある。
東西を山脈に挟まれた盆地にある。飯田からは西へ行けば岐阜の中津川、南に行けば静岡県に入る。木曽は急流の木曽川沿いにある。

諏訪湖の湖畔にて。この地だけぽっかりと空間が空き、ほっとできる雰囲気だ。

諏訪湖は山に囲まれた湖。当日は遠くに靄がかかって独特のい雰囲気だ。

歩いて湖面まで行ける。

諏訪湖から南下し飯田に向かった途中の田園風景。季節は夏で、田んぼは緑豊かだ。

夏の緑の田園風景、その2。