北海道地方   〜旅の写真と日記〜     釧路、網走、帯広、富良野、旭川、稚内


釧路

釧路には製紙工場があり、製造業で発展してきた町。釧路港は港というより川辺で、川に漁船が何隻も泊まっていた。夜の漁用で照明用ランプがすごかった。美川健一の歌「釧路の夜」の看板があった。釧路の飲み屋街は典型的な「出張先の夜」で、出張で釧路に来たサラリーマンが夜遊んでいくところだ。釧路物産センターは大きな施設だった。

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釧路駅。手前側に駅前大通りが走っている。大通りの先に駅が位置することとなり、茶系の地味な配色の駅舎を引き立たせている。

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釧路港。対岸が見えるので、港というより川辺の感じだ。接岸面に沿って、縦に漁船が停泊していた。漁船の装備では、照明設備が大きく、印象的だった。


釧路→厚岸

釧路から出るにつれ、交通量は大きく減り、景色も森の中となった。木は北海道の寒帯に適した特徴ある木々だった。信号機はなく、ほとんど高速道路状態だった。走っているのは自分の車だけだった。照明はなく、下向き矢印の蛍光板が道の進路を教えてくれる。厚岸は幹線道路からは見下ろす形で北の海辺に広がる町だ。

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幹線道路の眼下に広がる厚岸。

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厚岸は、海辺の平地部分にたくさんの民家が密集している。


厚岸→根室

道の途中に湿地帯がある。近くで見ると分からないが、遠くから情報から眺めると他の風景とは切り出された独特の色合いの大地が広がっている。

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湿地帯。幹線道路から見下ろす。

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湿地帯の所だけ、周りとは違う独特の色をしている。

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道の途中に見つけた灯台。灯台へ向かうくねった道が印象的だ。


根室

市内は、程よい間隔で民家が並ぶ少しゆったりした町だ。まず根室駅に行った。日本最東端の駅である。こじんまりした駅は趣きがあり、東へ向かう列車の終着駅を感じさせる。駅前には新鮮な魚介類を売り物にする飲食店が、はでな風貌で構えていた。その後根室港に行った。時間帯の関係か、人も漁船も少なかったが広々とした港は北の漁の拠点であることを見てとれた。

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広々とした根室港。水の色が青い。

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根室駅。日本最東端から二番目の駅である。


根室→日本最東端

途中、幾つかの小さな港町を通過した。地図上では小さな記しとしかなっていない町だ。食料・生活用品を売る少しの商店と漁業組合、その近くには小さな漁港があった。ここからみんな、北の広大な海に漁業に出かけていくのだろう。さらに進めば、民家のない広大な草原が続く。山間部の多い本州ではみられない光景だ。どこまでも平らな土地が地平線まで続く。


日本最東端

ここから北方領土が見える。当日は視界が良くなくうっすらとしか見えなかった。ここには、立て看板や指標が多く立っていた。近くに小さな灯台がありそこに立つとまさに最東端だった。東の海はとても青く、本州のの海とは色が違っていた。途中に倉庫らしきものが建っていた。塗装が脱色して古ぼけた容姿は、北の大地の風雨や雪に耐えてきたことを感じさせていた。そこには、魚介類を出す飲食店が数件あり、「日本最東端のお店」を売り物にしていた。

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納沙布岬にて。日本最東端の場所である。ここから更に東を望む。

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納沙布岬の広場から少し離れた所に小さな灯台がある。

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岬の様子。岬から東方を望む。ここには、沢山の記念碑が建っていた。

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岬周辺の様子。最東端の地にも人々の生活がある。


日本最東端→網走

半島では車の右側には北の海が広がる。海岸沿いの民家は北風にさらされ、生活の厳しさがうかがえる。草原が続き、ときどき牛の群れに遭遇する。さらに走ると、やがて右手にオホーツク海が広がった。途中、無人の駅を見つけた。そこだけ灯りが灯っている。網走に向かうため内陸の道へ入った。すでに夜となっていたため、風景はわからないが、ヘッドライトを消すと、あたりは本当に真っ暗だ。走っている車の目の前をきつねがあわてて横切って行った。山を登りくだったところで、久しぶりに民家を見た。人里離れたこの民家は大自然に囲まれているが、生活は不便そうだ。その後町あかりが見えた。知床斜里だ。

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根室半島の牧場。とにかく空間がだだっ広い。どこまでも平地が続く。

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牧場の馬の群れ。広大な大地に馬の集団を見つけ、写真をパチリ。

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どこまでも続く大地。北海道の大きさを感じさせる。

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どこまでも続く大地。地平線がはっきり分かると、空も大きく見える。

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どこまでも続く道。広大な平地では、道路もどこまでも直線で続いているように見える。車はほとんど通行していない。街路灯の代わりに、北海道では下矢印の反射板が付いている。夜間になるとヘッドライトに照らされ、下矢印の光の列がどこまでも先に続く。

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根室から知床に向かう途中に休憩で立ち寄った湖


網走

網走駅に行った。予想したより小さな駅だ。網走港は工事中で人も漁船もなく殺風景だった。オホーツク海沿いを走ると、ときどき民家と漁港に出会う。この二つがセットになり漁業の町を形成している。民家は、大き目でつくりがしっかりしていて、傍目は洋風建築にも見える。玄関に特徴があり、玄関の回りをガラス盤で囲っている。オホーツクの風と寒さを防ぐつくりだ。厳しい環境で生きる人々の生活力を感じる。

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網走駅。こじんまりした駅がいいたたずまいだ。

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網走港。港の先はオホーツク海だ。


網走→サロマ湖

サロマ湖はだだっ広くて海と一体化した感じ。屈斜路湖では子供が水辺で遊んでいた。途中でオホーツク物産館に立ち寄った。魚介類が豊富だった。摩周湖は神秘的な湖だ。そこへは山道を通るが、本州と違って高い山はなく、丘をぬうようにワインディングロードが広がるという感じだ。丘の上から摩周湖を見下ろした。湖の色は濃く、湖の周りは樹木しかなく、強い寒風も相まって神秘性を醸し出していた。阿寒湖はマリモの湖だが、マリモの生息地には近づけず、立ち入れる場所はホテルが並ぶ開発地だった。外国人観光客が来ていた。土産物屋が並びマリモを売っていた。

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道から岬を望む。この先に岬と灯台がある。青い海、陸の緑、車のない道路、北海道を感じる光景だ。

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岬から見るオホーツク海。

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岬の灯台にて。灯台は堅ろうな感じだ。

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サロマ湖。海岸線沿いにあるので、海のようにも見える。

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サロマ湖。湖の周りは森林である。


屈斜路湖→摩周湖→阿寒湖

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網走から屈斜路湖に向かう途中に立ち寄った商店。海産物を中心に名産品を売っていた。ここで海鮮丼を食べた。

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屈斜路湖に向かう途中のドライブインで休憩。そこから見えた湖。湖の中に山の形をした陸地があるのがユニーク。

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湖を別の角度から。

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屈斜路湖。山の中の湖。足湯場もあった。

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摩周湖。第二駐車場から徒歩で山を登り、登った先で視界が開け摩周湖が現れる。

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摩周湖。当時は曇り空の中、少し霧がかかり強風も吹いていたので、厳しい自然環境の中にある神秘の湖の感じを一層強く感じた。

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摩周湖の展望台。霧の中、遠くに見える山々も神秘的。

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摩周湖をのぞきこむ。展望台は高い所にあるので、真下に見下ろす形となり、迫力がある。水の色は透明な青で、微妙に光が反射し神秘性を増す。

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阿寒湖畔。阿寒湖は観光地で、たくさんの観光ホテルが建っていた。通りには土産物屋が並び、木彫りの置物やマリモの模型などを売っていた。

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観光ホテル側から見た阿寒湖。観光ホテルの近辺は、観光船やボートなど観光施設がある。湖の遠方は観光開発されておらず、マリモの生息地となっている。生息地では道は舗装されておらず、車は通れない。

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観光ホテル側から見た阿寒湖。当時は夕方で人は少なかったが、外国人観光客も団体で来ていたようだ。

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阿寒湖の近くにアイヌ村がある。駐車スペースの両側に木造の土産物屋が並び、アイヌゆかりの芸術品などが売られていた。入り口にりっぱな門がある。


阿寒湖→帯広

帯広まで100km。かなりの距離だが北海道ではそれほどでもない。夜の道をひたすら走った。途中足寄に寄った。

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帯広駅。帯広は十勝地域で最も大きい街だ。中心部から住宅地が広がっている。


帯広→日高→富良野

帯広の町は大きかったが、民家はみな適度なスペースをとって並んでいた。帯広を過ぎると田園風景となった。山間部の日高に入り、トマムを通過した。トマムの駅は田園の中にある無人駅で近くに大型リゾート施設がある。トマムの町には少しばかりの民家と小学校があった。ジャージを着た小学生の下校風景と遭遇した。「トマムの子」の看板が印象的だ。厳しい環境の中、大自然とともに育った小学生たちだ。その後富良野に入った。富良野駅の立教から見た眺めは、ここが大自然の中のターミナル駅だと感じた。

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日高の道の駅にて。ここから西に行くには山越えとなる。

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日高から富良野に行く途中で見つけた牧場。北海道を走れば、幹線道路であっても牧場と遭遇することが多い。

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トマム駅。こじんまりした趣きのある駅である。カタカナの駅名はめずらしい。駅の近くにリゾート施設がある。

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トマム駅のホーム。人はおらず、のどかな光景である。

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富良野に向かう道から見た光景。この地域からは山間部が近い。


富良野→旭川

旅行会社のパンフレットに広がる光景が広がるのは、まさにこのルートだ。北海道のイメージそのまま、少し起伏のある広大な大地に花や麦畑が広がり、ときどきアクセント的に1本木がそびえるという、あれだ。フラワーセンターがあり、そこは花畑がいっぱい広がっていた。観光バスもたくさん来ていた。

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富良野駅。富良野は山に囲まれた盆地である。近くにスキー場がある。富良野はドラマの舞台にもなり、全国的に有名な地名だ。

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富良野駅のコンテナ置場。富良野駅は、この地域の中核駅となっている。

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富良野から旭川に向かう途中に見つけた花畑

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花畑を別の角度から。色が区分けされていて、とてもきれいだ。

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美瑛付近の丘の風景。北海道を感じる代表的な1枚だ。適度にアップダウンのある丘が遠くまで続く。北海道の大きさを感じる。

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同じく丘の風景。峠越えの幹線道路からは付近の風景は見下ろす形となり、眺めがよい。これも北海道の大きさを感じる1枚だ。

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同じく丘の風景。近くに見える農場と遠くの青い山の影の対比が印象的だ。

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かしのファーム。幹線道路沿いにある。色分けされた花がきれいだ。

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なだらかな斜面に花が植えられており、下から見上げると色の鮮やかさが増す。

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かしのファームの斜面を登った所から見た丘の風景。うねる丘が遥か先まで続く。

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同じ場所から別方向を見るとたくさんの民家があった。遠くに見える高い山々と緑に囲まれた住宅、アルプスの雰囲気だ。

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同じ場所からもう1枚。自然の中の生活を感じる。


旭川→大雪山

大雪山に向かう道は良く整備された登山道の両側には背の高い針葉樹林がぎっしり立ち並び、季節は夏であっても冬のような雰囲気での道のりだった。途中の温泉街を抜けると巨大なダムとダム池が出現した。

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旭川駅。大きな駅だ。駅の看板は雪山をイメージ?

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旭川から美瑛に向かったときの、幹線道路から撮った1枚。広大な田園風景である。

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大雪山のダム湖。大雪山の中を走ると、突然空間が開け、湖が現れる。

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湖は、入り組んだ複雑な形をしている。当時は雨が降りそうな天気で、光の陰影が神秘性を醸し出している。

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大雪山の三国峠に到着。この辺は、雄大なドライブが楽しめる。だが、あいにく峠付近は大雨だった。


大雪山→紋別

針葉樹の中を下り続けると平地に出た。ときどき小さな町に出会った。やがてオホーツク海に出た。オホーツク海は色が違う。そこから海岸沿いに走った。海沿いは原野という感じで、農地でもないある意味殺伐とした草原が続く。ときどき古くひなびたサイロが現れた。すると突然大きな町が現れ、紋別だった。高台を走る道路からは紋別は見下ろす形だ。家は、比較的大きく頑丈に見える。瓦屋根の伝統的日本建築とは異なり、北欧にありそうな洋風建築風である。どこの家も玄関がガラスで覆われていた。

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大雪山の一風景。激しい雨が上がり光が差し始め、静けさが戻った。

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大雪山ドライブ途中の石北峠にて。ここで休憩。ここからは下り道が続く。

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その後ずっと東に走り、オホーツク海に出た。オホーツク海沿いの道の風景。

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同じくオホーツク海沿いの道。だだっぴろい原野が続き、未開の地の雰囲気だ。

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オホーツク海沿いの道を走って見つけた牧場。


紋別→稚内

オホーツク海に出てから稚内までは200kmだった。夜8時で町は眠りについたようだった。家の玄関の灯りだけが明るいだけで、街は暗闇に包まれていた。信号機はほとんどなく、止まることなくまっくらな夜の道をひたすら走った。窓から入る風は冷たかった。途中コンビニに立ち寄った。北海道の地域コンビニのようだ。人里離れたところにあり、コンビニ文化が北の地に浸透していることを感じさせた。


稚内

稚内駅に行った。最北端の駅である。ホームに最北端の指標があり、線路がそこで切れていた。山の斜面と海とで挟まれた地域に町ができており、観光ホテルが目立っていた。稚内港は地形に合わせ湾曲しており、魚工場もあり、その周りの幹線道路沿いに民家が並んでいた。まさに漁業の町だ。市内を少し離れたところにも小さな漁港がいくつかある。気温は低いが日差しは強く、人々は日焼けしていた。日本最北端に行った。そこは整備された観光地という感じで記念碑が立っていた。近くの灯台ではウミネコと睨めっこした。

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稚内港。最北の地の港である。海の色は青かった。

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稚内駅。日本最北端の駅。この場所がまさにレールの北の先端である。最北端を示す看板が建っていた。

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稚内駅のホーム。昔風の形は、最北端の駅になんだかあっている。

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稚内駅の駅舎。この近辺が街の中心部である。

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稚内市内から少し海岸線に沿って北に向かった。途中で撮った1枚。右に最北端の海が構え、左に民家が並んでいる。冬には、民家は北の風をまともに受ける。自然環境の厳しさを感じる。

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ノシャップ岬にて。北方を望む。ウミネコが一羽、体を休めていた。


サロベツ原野

耕作地でも森でも林でもない、中途半端に草で覆われた大地、まさに原野だ。海沿いに広大な原野が広がる。

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サロベツ原野を写す。数10cmの高さの草の大地が見渡す限り続く。

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サロベツ原野の中の湿地。まさに原野だ。

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サロベツ原野内に公園があり、展示室を備えている。公園内の遊歩道にて。

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遊歩道から見た公園内。草原の中を道が続く。


宗谷岬周辺

この辺は北海道の最北端であり、日本の最北端でもある。訪れたのは夏であったが、少しひんやりした北風、涼しい気温とは対照的な強い日差しが、最北の大地を感じさせていた。

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稚内市内の宗谷岬近辺にて幹線道路を写す。住居はみなしっかりした造りとなっている。冬の厳しい自然環境を想起させる。

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宗谷岬にある日本最北端の地のモニュメント。この周りは芝生の公園となっている。

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日本最北端から見た北の海。日本最北端の海だ。

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日本最北端の地のモニュメントと、その先の最北の海を望む。

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稚内近辺の漁港。稚内周辺は海岸線が入り組んでおり、幾つかの入り江には小さな漁港がある。漁港の奥には幹線道路に沿って住居が並んでいる。

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稚内から海岸線に沿って少し東南に行ったところ。海岸線は原野が連なっていた。