東京と山梨の県境にある相模湖は、県境の山々に囲まれた未開の地といえる。20号線を走れば、湖は遠く下を見下ろしたところにある。この辺はドライブコースで、アップダウンのあるワインディングコースが続く。峠を越えると、上野原だ。道路沿いには昔ながらの木造民家が並び、旧街道の道のたたずまいが残っている。
大月は山の中にある町だ。昔ながらの家も多い。20号線沿いの民家は、木造りの風情を感じる歴史的な木造住宅で、街道沿いから町が発展してきたことを感じさせる。
塩山の町は、柳沢峠を越えると下り道になり、ずっと下った先にある富士山の裾野の町だ。町は駅前中心部に向かってなだらかに下っている。勝沼ぶどう郷の駅は丘の小高いところにあり、そこから街全体が見下ろせる。ぶどうの栽培が盛んで、ぶどう園がたくさんある。
甲府を超えると大きな川沿いを走るが、やがて山脈が近付いてくる。小淵沢は、八ヶ岳連峰のふもとにあり、中心部もなだらかな斜面となっている。ここから東に行けば、上り坂となり八ヶ岳、そして清里だ。
清里は、山の中の高原としては東京に最も近い場所の一つである。20号線からは、小淵沢の手前で北方向を進めば、やがて急勾配の道となり、登り切ったところが清里高原である。観光地化しているところで、幹線道路沿いには観光客向けのレジャー施設や飲食店、土産物屋が並んでいる。車で走れば、窓からは草原や林が続き、高原ドライブが楽しめる。高原は野辺山まで続き、その後の山道を越えれば、小諸まで街中の道となる。
大月から富士吉田に向かうと、上り坂が続く。富士吉田では、標高が1000m近くなり、道は高原道路となる。白く細い木々が道の両側に連なり、緑豊かな中を整備された道が突き抜ける。道から少し外れれば、別荘が立ち並ぶ。ここからは、山中湖、相模湖が近い。相模湖は開発されているが、山中湖の周りは林が多く残っている。西湖、精進湖はレジャーに使われるが、まだ開発はされていない。
富士山麓には5つの湖があるが、一番開発されているのが、河口湖である。河口湖の周辺にはたくさんの観光ホテルや美術館などの文化施設が建っている。湖の上は当然ながら何もないので、そこだけぽっかりと空間が開いており、雄大な眺めが得られる。河口湖を横切る幹線道路があり、橋の上を走ると、左右に広大な湖の風景が広がる。

河口湖の水辺にて。観光ホテル街から少し離れた所を写す。静かで落ち着いた雰囲気。

水上ボート。日没が近づき、岸に留め置かれている。後方には湖を横切る橋が見える。

夕暮れ時。夕暮れの太陽で山の輪郭が光り、山の中の湖であることを印象付ける。
西湖は、河口湖や山中湖と比べてまだ観光開発されていない場所だ。水辺には建物はなく、代わりに山肌が湖面にまで迫っている。車で水辺まで行くことができる。

西湖の夕暮れ。規則正しく並ぶボートが印象的だ。

西湖の湖面に、山の姿が映しだされる。

遠くには、かすかに富士山の姿が。
精進湖も開発されていない湖だ。ただし未開の地というわけではなく、水辺に公園がある。湖がレジャーに使われているのも特徴だ。休日ともなると、釣りのボートやウィンドサーフィンで湖面がうまる。

精進湖。岸辺にはボートがずらりと並んでいる。

精進湖近辺から遠くに見える富士山。

精進湖の湖面に山の斜面が突き刺さっている。
白糸の滝は、富士山の斜面にあり、たくさんの滝が一か所に集まっている場所だ。富士山周辺の観光地として有名であり、当時もたくさんの観光客がいた。中国、韓国など外国人観光客も多い。幾つかの滝が一か所の池に注ぎ込んでいる。池は、透明感のある青系統の色に染まり、水面を太陽光が微妙に反射して何とも神秘的だ。

白糸の滝。青く透明感のある池の色が神秘的である。

白糸の滝を少し遠くから見たもの。滝の直ぐそばに1軒の土産物屋がある。
富士五湖の中で河口湖と並ぶ観光地となっているのが、山中湖である。ただし、山中湖は河口湖ほどは開発されていない。山中湖は、山の斜面が湖面を取り囲んでいるというより、海辺の砂浜のように平らな地面の延長上に湖面がある感じだ。日によっては富士山が見え、その姿が湖面にも映し出される。山中湖といえば、アヒル型のボートである。当時もたくさんのボートが湖に浮かんでいた。湖の周辺は高原の林が生い茂っており、自然が豊かだ。このため、サークルの合宿で使われることが多い。企業の保養所やテニスコートも多い。

山中湖にて。周りには高い山はなく、空間が開けている。水辺は平らで砂浜の先に湖面があるような感じだ。

山中湖畔。湖の周りは木々が茂り、木々の間から見える湖はいい感じだ。

山中湖といえばアヒル型ボート。整列した姿が面白い。湖にもたくさんのボートが浮かぶ。
山中湖から相模原までの道が道志道である。一番の特徴は、山中湖から相模原に向かう方向では、ずっとずっと下り坂が続くことだ。ここまで下れば下りはもう終わりだろうと思っても、さらに下り坂が続くのだ。山道だが、後半からは道志川に沿って道が連なる。時々現れる集落が田園風景を彩る。下り道なので、先方の集落がはるか下方に見下ろすように現れるので、雄大な眺めがずっと楽しめる道である。

道志道の途中にある「道の駅」近辺の風景。

同じく「道の駅」から見た風景。山の中の暮らしが伝わってくる。
前橋は、市内から近くに山々が見える、山間部のそばの都会だ。前橋駅は、県庁所在地の駅としては大きな駅ではない。
伊香保は、石段の温泉で有名だ。町の中心部に高低差のある長い石段があり、その両側には古く風情のあるお店や旅館が並ぶ。並ぶといっても高低差があるので、上下に連なっている感じだ。
志賀高原を抜けると、下り道になりその先は草津だ。山の斜面からは、白い蒸気が立っており、硫黄のにおいがする。当時は濃い霧がかかっており、まったく前が見えない状態で、車を走らせていた。ふもとまで下ると霧ははれ、草津の温泉街となった。草津は、白い蒸気が立ちこめ、硫黄のにおいで満ちていた。
宇都宮は大きな都市だ。日光に行くには、2本の細い道が通り、その両側には高い松の木が連なる。時々松の枝の隙間から射す太陽光がキラキラした感じを醸し出している。
那須は高原の雰囲気のある田園地域だ。別荘が建つ観光地でもある。塩原は、山の中を走る道路沿いに温泉ホテルが建つ温泉地だ。川が走り、そこは渓谷となっている。川沿いには遊歩道があり、絶好の散歩コースとなっている。

那須塩原の道から見た風景。当日は雨で山肌に霧がかかり、雨の高原風景となっている。

川の1シーン。逆光の中のたたずまいが神秘的だ。
東北道をさらに北へ進むと黒磯に入る。黒磯では、市内の電話帳で探した民宿に泊まった。朝食では満腹となった。この先の白河は、羽鳥湖スキー場へ行く玄関口だ。
日光市内は、幹線道路の登り坂が続く。道路の両側には観光客向けのお店が多い。やがて川を横切り、赤い江戸時代風の橋が見える。さらに行けば日光東照宮だ。東照宮では、鳥居が印象に残っている。

日光東照宮の鳥居。ここから階段を上って中に入る。

鳥居付近を横から。東照宮には、背の高い杉の木がたくさん茂っている。

日光駅から東照宮に行く途中にある赤い橋。江戸時代をイメージさせる。

橋を別の角度から見る。手前の歩道の手すりも、江戸時代風?
日光から、いろは坂を登り山を越えると突然空間が広がる。そこは中尊寺湖だ。標高は1000m級だが、湖畔の雰囲気からはそのことを感じさせない。ここから奥に進むと更に標高は高くなり、高原の地形、高原の森林などの中を走る爽快な高原ドライブが楽しめる。更に進み峠のトンネルを超えると今度はずっと下り坂が続く。しばらく行くと民家が現れ、そこが片品だ。下り道は沼田市まで続く。
鬼怒川を挟んでその両側に大きな温泉ホテルが建っている。一大温泉街だ。川は渓谷で、温泉ホテルからは見下ろす形となっている。少し外れると、日光江戸村などレジャー施設も多い。北へ向かうと、賑やかな温泉街から離れて自然の風景となり、やがて大きなダムとこじんまりした温泉街が現れる。川辺温泉だ。

川辺温泉の近くにあるダム。鬼怒川温泉の上流にある。

鬼怒川温泉に架かる橋から見た鬼怒川。鬼怒川は渓谷となっている。

鬼怒川温泉。切り立った鬼怒川の両側に、大型の温泉ホテルが立ち並んでいる。
水戸は都会でありながらも、自然や公園、歴史的施設などとの調和もありいい町だ。中心部を外れれば、自然を残したままゆったりしたスペースで建物が建っている。中心部から少し外れたところに、偕楽園があり歴史的建物や庭、自然の木々が楽しめる。小高い丘の上にあるので、眺めも格別だ。さらに行くと、野生の白鳥が住む公園がある。白鳥は芝生で体を休め、人間が近付いてもなれっこのようだ。
太平洋に沿って北上すると、ひたちなか、東海、高萩、日立と経由する。海岸線を走ると、ときどき海水浴場、小さな漁港が現れる。東海では、大きな原子力施設が、高萩では大きなアンテナと通信施設が、日立では、大きな工場が現れた。福島県との県境に来ると、それまでは比較的直線的だった海岸線が湾曲し、そこに大きな漁港ができていた。

水戸から北上する途中にある海岸。

海岸の砂浜から遠くを見る。水平線が少し丸い。

茨城県北部にある海水浴場。

午後の日を浴びる海水浴場。太平洋が日の光で輝いている。
太平洋の海岸線を走る。ときどき海水浴場や観光客向けの飲食店が現れる。
住友金属の企業城下町で、煙突も多い。鹿島港周辺も工業地帯である。町はまだ小さく、かといって農村部でもなく、空き地が結構残っている。町には住宅が増え、道も徐々に整備されてきた。サッカーの町でもあり、チームの旗が商店街にはためいている。
研究学園都市として整備された人工都市。整備された広い道が格子状に町を巡り、建物も大型のビルか大型商業施設が多い。道が広いので車での移動はスムーズだ。
6号線を走る。我孫子、取手、牛久、荒川沖と続く。
海岸に近いところには大通りが走っている。開発中でスペース的にはまだ余裕がある。千葉港は京浜工業地帯の中にあり、製鉄所や石油施設がある。海側には大型の運搬船が停泊している。
湾岸沿いはずっと京浜工業地帯で、工場や倉庫が続く。製鉄所、化学コンビナート、火力発電所など、大きな施設が幹線道路から海側に連なっている。これが木更津まで続く。
工場地帯を抜け、漁港が現れる。木更津港は、コの字の形に近く、小型の漁船が多く停泊している。近所は漁具や漁業関係の建物が多く、この地域は昔の雰囲気がある。木更津を抜けると、幹線道路と海岸線が近くなり、海を見ながらのドライブとなる。大きな工場はなく、小さな漁港がいくつも現れる。
房総半島の南端にある。中心部の海岸線は、ゆるく湾曲した形で南国風の木が並んでいて、まさに南端の雰囲気だ。郊外の海岸線は、海に面した住宅や別荘が並んでいる。海に対して陸地が高いので、どの家からも海の遠くまで見渡せ、眺望がよい。内陸側は、フラワーラインとして、花の道となっている。
入り組んだ岬の入江に勝浦港がある。内陸側は隆起しており、斜面となっている。漁港はこの地域の中では比較的大きい。観光地にもなっている。
直線的な海岸線がずっと続く。内陸側は田園地帯の平地で高い建物もなく、広さを感じる。銚子では、犬吠埼が海岸線から出っ張ったところにあり、海岸線は180度以上の開きがあり、波が押し寄せてくる感覚は迫力がある。
松戸、柏、我孫子は、水戸街道沿いにあり東京のベットタウンだ。昔ながらの民家に交って集合住宅が多く立ち並んでいる。駅前は大きな市街地となっているが、郊外に行けば、広々とした田園風景となる。その中には黒い瓦屋根が特徴的な大きな民家が建っている。
浦和も大宮も大規模な駅があり、駅を中心に市街地が広がっている。高層ビルも多い。すでに大都市である。
所沢は地域開発で都市化が進んだ街だ。しかし、まだ未開発の空き地があり、今後も住宅地域化、商業地域化が進むと見込まれる。
まだ自然の多い地域だ。東京多摩地域の北に位置し、さらに北に行けば秩父山脈となる。山間部が近いので、丘陵地帯である。入間川は、休日には多くの人が訪れスポーツやアウトドア活動が行われている。
山に囲まれた盆地で、秩父神社が有名である。セメント工場でも有名である。山に囲まれた町のため、秩父に来ると、山間部から突然都会が現れる感じだ。秩父の北側には高い山脈があり、秩父からは急斜面を登っていく。西に向かえば山脈越えで長野県に入る。東側へは、正丸峠越えで、その後は長い下り坂ののち所沢に到達する。秩父山脈は、1000m級の山々が連なる。山道を中に入ると山の真っただ中にいることを実感し、とても東京近郊の首都圏にいることを感じさせない。
国道1号を走れば、川崎は一瞬にして抜ける。大都市ではあるが、面積では東西方向に細く南北には長い。駅前には高層ビルと大きな工場があり、工業都市であるが、北部は表情が一変する。多摩地区は丘陵地帯で緑もあり、大きな高層住宅とまだ新しい住宅が並んでいる。密集している南部と違い、スペース的にもゆったりしている。
横浜は、沿岸部の工業地帯、駅前の大繁華街、北部及び西部の丘陵地帯の住宅地という3つの性格を持つ。国道1号を走れば大都会が、海岸線の幹線を走れば、大型の工場地帯が、246号をはしればアップダウンの道沿いに建つ大型マンション群が印象的だ。沿岸部には沢山の工場と煙突が並ぶ。横浜港周辺は、横浜を代表する場所で、三日月形の高層ホテル、遊園地の大型観覧車、超高層ビル、大型帆船、中華街、古倉庫街がある。夜景がきれいな場所である。内陸部は丘陵地帯で緑も多く、住みよい住宅地として、りっぱな外観の一戸建てやマンションが立ち並んでいる。
横浜横須賀間まで海岸線は港湾地帯が続くが、そこを超えると砂浜が続くようになり海水浴場も多い。横須賀半島の内陸部は低い山が連なる地帯である。横須賀の南端は、内陸部が小高い丘となっており、畑が広がっている。
三浦海岸から葉山まで海岸線は観光地となっている。葉山は、ヨットハーバーが多く、道路を走れば海側に多数のヨットが停泊しているのを見てとれる。
海岸線は砂浜が続き、海水浴場が並んでいる。海沿いの道には、観光客向けの飲食店やショップが立ち並び、どれもおしゃれな外観だ。海岸沿いに建つマンションは、リビングが海に向かい、眺め、特に日暮れの眺望がよさそうだ。
砂浜が続くが、海岸沿いの道路とは林で隔てられている。内陸側には民家や小規模なマンションが並び建ち、道はくねっていて、細い。
小田原は、かまぼこ、ちくわが有名だ。箱根湯本駅前通りには、かまぼこ、ちくわを売る土産物屋がたくさん軒を並べている。道を少し外れれば川が流れており、そのそばに温泉ホテルの露天風呂がある。この辺から上り坂の山道となる。箱根の山道に入ると、右や左に曲がりながら登っていく。道の両側には温泉旅館が多い。やがて下り道となり、下ったところが芦ノ湖だ。芦ノ湖は観光地で、湖畔には観光客相手のおしゃれなお店が多い。ここから北へ行けば富士山、南へ行けば伊豆へ入る。
道志道を抜けると、相模原に入る。ここは低い山間部で緑が多い。津久井湖もある。丹沢は山間部でダムもある。神奈川県では山間部として大きく、その場にたたずめば、周りは見渡す限り山山山である。丹沢には幾つかの川が流れ、夏場はアウトドアの活動で、沢山の人が訪れる。